保形物を利用した豊胸術を代表する4つの質問

保形物を利用した豊胸術を代表する4つの質問

  1. 豊胸術の後で授乳は可能でしょうか? 乳がん検診に支障はないでしょうか?

豊胸術に使われる保形物は乳腺組織の中に挿入されるのではなく、乳腺組織の下や大胸筋の下に挿入されるので、母乳が作られて排出される乳腺組織と乳管に影響を与えれることはありません。だから手術後でも授乳が可能です。同じく乳腺組織の中に発生する乳がんを診断することにも支障はありません。

 

2. 球形保形物と水玉型保形物の中で、どの保形物で手術を受けるべきでしょうか?

球形保形物の場合、玉型保形物に比べて凝集力が多少低いコヘシブのシリコンゲルを使いますので、触感がもっと柔らかいですが組織が薄い患者に使用すると、保形物の端にしわが寄る「リップリング現状」がもっとひどいです。

水玉型保形物は手術後の胸の形がより自然で垂れた胸や尖った胸、または組織がタイト胸でもよりいい形を作ることができ、リップリング現状は少ない長所がありますが、球形保形物に比べて凝集力より高いゲルを使いますので、触感がもっと硬いという欠点があります。

よって水玉型保形物が球形保形物より長所が多いですが、全ての場合でより優秀なわけではなく、

手術を受ける方の条件と好みにもっとも適した保形物で手術を受ける方がいいです。

 

3. 皮膜拘縮(球型拘縮)は何ですか?

人体に保形物を入れると保形物の周りに傷跡組織でできた薄い膜が形成されます。この膜は被膜(カプセル)と呼ばれ、保形物を持つ全ての方にこの被膜ができます。皮膜拘縮とは被膜が異常に厚くなりながら収縮する現状を指し、球型拘縮は胸が球形に変形されるほどのひどい皮膜拘縮を意味します。 ひどい皮膜拘縮になると胸が厚くなって、形が不自然になります。皮膜拘縮は手術部位に血がたくさん溜まったか、炎症ができた時に発生し、患者の体質的な原因によって保形物に対する拒否反応がひどく現れる場合にも発生する可能性があります。

これを予防するために、手術の際には徹底的に止血と消毒をして、正確な大きさで剥離をしなければならないことと、また拘縮予防薬の処方が必要です。スムーズ保形物で手術をしたケースには手術の後でマッサージが必要ですが、テキスチャード保形物のケースには、保形物自体に皮膜拘縮防止の表面処理ができているので、マッサージが必要ありません。

 

4. スムーズ保形物とテキスチャード保形物の差は何でしょうか?

保形物はその表面形態によってスムーズとテキスチャード保形物で分類されます。テキスチャード保形物はスムーズ保形物にとても微細な突起を作って荒い表面処理をした保形物ですが、皮膜拘縮現状が発生するとしても被膜が保形物を締める方向を分散させて、皮膜拘縮を緩和させられる保形物です。スムーズ保形物はこういう独自の皮膜拘縮予防機能がないので、保形物の周りで被膜が締めないようにマッサージをして、保形物が入っている空間を広げなければなりません。過去のテキスチャード保形物は外皮が厚くてスムーズ保形物より触感がよくなかったのでよく使われてなかっですが、最近のテキスチャード保形物は外皮が薄くてスムーズとの触感の差はほぼありません。スムーズ保形物くを使った時よりテキスチャード保形物を使った時皮膜拘縮、保形物の位置変動による非対称など副作用の発生率が低くて、結果が安定的で、マッサージをする必要もなく、経過チェックをしょっちゅう受ける必要がないので、最近ではテキスチャード保形物が注目されております。

二つの保形物は手術後の結果において若干の差を見せますが、スムーズ保形物で手術してマッサージをして空間を広めた場合、元の胸と保形物がお互い合わないような感じがあり、横になった時に保形物が脇の方向へ移ります。これをもっと自然だと、または動きがよくて広がりがいいと誤解するケースがありますが、胸と保形物が分離されているような感じがあるので、むしろぎこちなく感じられます。テキスチャード保形物は元の胸と一体化されますので、こういう分離間がほぼなくて、スムーズ保形物とは違って時間が経ちながら徐々に保形物が望まない位置に移動して居着くケースもほとんどありません。

※ 手術及び治療後、一般に発生し得る合併症の出血、感染、炎症などは個人によって異なるため 細心な注意を払う必要があります。